民法マスターするとなるとかなりの時間を要すると思います。
なぜならば、民法は奥が大変深いからです。
もし宅建士試験で合格して、民法などの権利関係の科目が満点でした。
自信マンマンになっているあなた!!
民法マスターして、使いこなせているというレベルではけっしてありません。
そこは勘違いしない方が良いでしょう。
そして、行政書士試験に合格して、民法満点だったというあなた!!
もちろん、ここでも民法を完全に理解して、自由自在に使いこなせているというわけでないでしょう。
司法書士試験の場合は完全マスター!!!
ちょっとそれに近い部分があるのかもしれませんが、私的にはそれでも使いこなせるというわけではないと思います。
仮に司法書士試験の合格者が司法試験の論文式の民法の問題をやっても、うまく解答はできないと思います。
おそらく、民法使いこなせるというのは司法試験突破した人でさらに弁護士なんか実務の経験をしている人がはじめて言えるのではないでしょうか?
すくなくとも私の中ではそんなイメージです。
つまりそれだけ、民法は奥が深いというわけです。
私の民法レベルは行政書士のちょっと上程度のレベルですが、決して使いこなせるとはいえるレベルではありません。
一度、論文式の問題をやってみましたが、だいたいこんな感じなんだろうなとわかっても書けません。
つまり、問題が解決ができないということです。
具体的な事例が発生して、条文を当てはめ問題解決できるのがゴールだと思っています。
それができない・・・・。
ということは使いこなすというレベルからはかけ離れているということです。
ちなみに裁判官はこれができますし、弁護士もこれができます。
ということはつかいこなせているということになります。
知っているのと使いこなすでは雲泥の差です。
私はまだ民法の7割を知っている程度なのです。
かれこれ、2年くらい勉強してこのくらいのレベルです。
本当に必死になって勉強しないと民法はマスターできないと思います。
そして、あてはめの練習だとかもしたり、必要であれば論文の練習もしないと使いこなすレベルに達するのは難しいでしょう。
ただ、目的だけで考えれば、宅建士になりたいのであれば、宅建の民法レベルでいいのです。
レベルにあった勉強をすれば、それで良しとしないとどんどん深みにはまっていきます。
時間がある人ならば、それでいいのですが、もしない人だったらそういうわけにもいきません。
私は果たして、本当に民法をマスターできるのでしょうか?
最近、民法コンメンタールなんかも読んでますが、今だにマスターしたとは言い難いです。
本当に奥が深い科目が民法です。
暗記とはほど遠い科目です。
法律系は、ほとんどがやればできるというイメージが強いですが、
唯一と言っていいほど、民法はやってもできない、時間がかかる科目だと思います。