占有改定、多くの受験生にとって、難しいと感じるやっかいな引き渡し方法です。
これが民法全体にのしかかってきます。
今回、この占有改定を含む条文とそうでない条文を分けて、そのうえで覚えやすいゴロ合わせを考えたいと思います。
そもそも占有改定がわからないという人は勉強しなおしてください。
行政書士試験でも、司法書士試験、宅建でも出てきます。
では実際にわけて見ましょう。
まずは占有改定を含む条文です。
- 動産物権変動 (178条)
- 動産の先取特権 (333条)
- 書面によらない贈与 (550条)
- 使用賃貸契約 (593条)
含まない条文
- 即時取得 (192条)
- 質権設定 (344、345条)
- 不法原因給付 (708条)
では語呂合わせです。
【占有改定含むバージョンのゴロ】
洗顔、先取りした動物変だよ!!蔵書を使うチンパンジー
占有改定含む 先取特権(動産)、動産物権変動、書面贈与 使用賃貸借契約
【占有改定含まないバージョンのゴロ】
もう!!千回なしよ!!側室が不機嫌に!!
占有改定なし、即時取得、質権設定、不法原因給付
以上です。
どうっでしょうか?
やはり、ゴロとしては占有改定ない方が覚えやすいと思います。
個人的には、動産の先取り特権の引き渡しのところでいつも迷ってしまいます。
とにかく、ここは大事です。
特に司法書士試験では出題される論点であります。
最近では行政書士試験でも怪しいかもしれません。